ミチノ・ル・トゥールビヨンシェフ道野 正のオフィシャルサイト


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 この場合、おいしいというのは、ただ単に料理だけ、という意味ではありません。あなたの生活、いわば人生にとっておいしいかどうか、という意味だと思ってください。

 さて、まずは、ワインの味を知る方法から。
 これは、とにかく安物のワインを飲むことです。¥1,000前後のワイン。それを、5~6本飲んでみてください。しかる後に、どんと¥10,000くらいのワインを奮発してみる。するとあまりの味わいの違いに気がつくでしょう。要は、同じワインといっても、品質の差というか、幅があることに気がつくことです。そういうことを繰り返すうちに興味が出て来て、色々お勉強していくうちに、あなたにとって一番おいしいワイン、それも普段用と、とっておき用が見つかるようになるでしょう。それが、あなた自身のこだわり、というかセンスになるのです。

 レストランも同じです。
 現在は、カジュアル・リ-ズナブルが合い言葉で、本気でそれに取り組んでいるところもあるけれど、実は、それに便乗しているだけの安直な、商業主義優先のレストランも沢山できています。というのも、そういうタイプのレストランは、結構ごまかしのきく領域だからです。けれども、多くの人々が、それを見分けることができません。そして、大切なお金と時間を浪費しているのです。なぜなら、比べる対象を持っていないからです。
 文化的センス、それは選択肢が豊富にあって、そこから自分にふさわしいものはどれか悩むところから生まれてくるのです。

 もうおわかりでしょう。
 カジュアル・リ-ズナブルばかりに目を向けないで、たまには、いわゆる高級店にも足を運んでください。そして、その差を感じとってください。かならず違いはあるのだから。そこから、自分なりのこだわりで、普段使いのお店、とっておき用のお店を探してください。そうすれば、あなたの人生は、もっとおいしくなると思います。
 もちろん、ぼくのお店は、とっておき用に。たとえば、誕生日とか結婚記念日とか結婚披露のパ-ティ-とか、特別な日用に。なぜなら、ぼくは、あなたに感動してもらいたくて、思い出にしてもらいたくて、このお店をやっているんですから。
 といいながら、ぼくが仕事場で愛用しているはユニクロのジ-ンズです。でも、休みの日には履きません。だって、ユニクロは嫌いじゃないけど、それしかない世の中って、想像したくないでしょう?
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by chefmessage | 2001-08-01 22:26